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集客の神髄!~営業3年間の振り返り~

コワーキングスペース、カフェなど業態に関わらず、全てのリアル店舗は、一にも二にも集客です。当たり前のことですが事業を開始して人が来ないことには、コミュニティも生まれませんし、売上も上がりません。

前提として店がある松戸市新松戸がどんなところか少しご説明しますと、新松戸駅は2022年度の乗車数は33,675人 JR東日本のランニングでは111位ぐらいです(出典:https://www.jreast.co.jp/passenger/2022_01.html)武蔵野線開業(1973年)に合わせてできた駅で昔ながらの商店街はなく、駅前には飲食店、居酒屋などのお店が多数あり、駅から少し離れた住宅街エリアには、大型のイオン(元ダイエー)を含めスーパーが多く、買い物も便利です。また、マツモトキヨシの本社があったりする都心郊外のベッドタウンです。

さて、本題ですが、コワーキングスペースを「知ってもらい」「使ってもらう」という当たり前のステップがオープン直後は非常に高い壁となります。

今でも実感できることですが、誰かにお店を知ってもらうことは本当に大変です。認知度がまだまだ世間的に低いコワーキングスペースは特にです。

現時点でのセオリーと実際効果があった集客について振り返っておこうと思います。

●リアルでの対応として、チラシのポスティング配布、店頭でのチラシ配布、イベント・ワークショップの開催、地元雑誌への広告

●インターネット上での対応として、ホームページの作成、各種SNS(Instagram、Facebook、X、Googleマイビジネス、LINE)、YouTube、TikTok、まとめサイトや地域のWEB媒体への投稿

があり色々な集客方法がありますがこれは絶対効果があるといったものはありませんので、一つ一つ検証してみます。

正解の集客方法がない一つの理由ですが、来店客には大きく分けて2つの種類があり、一つは「たまたま」「通りすがり」で来店する「衝動来店」と、もう一つは「わざわざ」そのお店を目指して来店する「目的来店」ですが、コワーキングスペースは圧倒的に「目的来店」です。ですので、不特定多数に発信する広告は、あまり意味を成しません。

目的来店の方々は、Googleでの検索やGoogleMapで、「コワーキングスペース」と検索して来店されます。オープン前までに最小限用意するものは、ホームページとGoogleマイビジネスへの登録(GoogleMap上に自分のお店が表示されるようにする)で充分なのかもしれません。

ホームページには、価格、営業時間、場所(アクセス)、店内の配置図(平面図)など他のコワーキングスペースやカフェのHPを見て参考にするのが良いかと思います。自分の好みやコンセプトに合ったものを選んで、ホームページの作成を依頼すると失敗も少なくなります。また、SEO対策やMEO対策として「コワーキングスペース+最寄りの駅」などで検索した時に上位に表示されるように対策し続けましょう。Googleマイビジネスに登録し、GoogleMap上に自分のお店が表示されるようになるまでにGoogleの認証などがあり少し時間がかかりますので、早めに動き出したほうが吉です。こちらにもHPと同じ情報を記載できるのでとても便利です。

無料で始められる各種SNSもオープン前の工事工程や準備工程から始めるお店もあります。Instagram見て、X(旧Twitter)見て、Facebook見て「来ました!」というお客様の一声を聞くとやめられません。SNSは地道に毎日更新するのがセオリーのようです。ネタ切れでも、何とか話題を見つけて発信し続けましょう。きっとどこかで誰かがいつか見てくれます(と信じましょう)

パンフレットも必要となります。失敗談ですが、開店前に大量にパンフレットを準備し、オープン後に運用の見直しがあり、当初用意したパンフレットが使えなくなりました。オープン後にお客様の声を聞いて運用の見直しは多々あると思います、パンフレットの印刷数はほどほどがよいでしょう。ただ、常にパンフレットがあれば、見学に来店した方、店頭で通りがかりの方への配布、近隣店舗へ営業に行ったときなど活用できるので、必需品となります。

イベント・ワークショップについては、認知度の向上のため、また、色々な方に来ていただくため、様々な趣向で開催しました。当店で行ったイベントは全てHP上に残しております(https://coworkingspaceflat.com/event/)。また、外部に公開していないイベントも多数行っております。ワインや日本酒セミナーなどお酒絡みは来店するお客様だけで定員が埋まってしまいますし、投資好きや筋トレ好き、大食い好き同士で座談会やスピンオフ企画など開催して盛り上げてきています。お客様同士の横の繋がりも生まれ友達になっていくのはいい感じです。イベントやワークショップはお客様から企画や提案もあり、それを実現していくことでどんどん開催していくことが出来ております。

最後に本音の本当の集客ですが、近所の方々の口コミに勝るものはありません。来ていただいたお客さまに心地よく使って頂き、気に入ってもらう、当たり前のことですが一番大事なことです。また、その時代・その瞬間、また、その場所に合っている集客方法があると思います、予算の許す限りあらゆる集客方法に手を出し、試行錯誤して前進していきましょう。

以上、集客についての振り返りでした。

最後に既存に店舗を運営しているオーナー向けに集客についてを質問回答にしてまとめてみました

1. 集客で大切なことは何ですか?

既存の店舗では、お客様の満足度とリピーターの増加が集客の鍵になります。具体的には以下の点に注力してください:

  • 顧客データの活用: 来店履歴や顧客の嗜好を把握し、個別対応やターゲットを絞ったキャンペーンを行います。例えば、特定のメニューが好きなお客様には、その関連メニューの割引を提供するなど。
  • 店舗の魅力の再確認: 現在のメニューやサービスが本当にお客様のニーズに合っているか定期的に見直し、必要ならば改善を行います。
  • 従業員のトレーニング: サービスの質を高めるために、従業員の接客スキルや商品知識を定期的にアップデートします。

2. 集客アップする方法は?

すでに店舗を運営している場合、新規顧客の獲得と既存顧客のリピートを同時に考える必要があります:

  • 顧客フィードバックの収集と活用: お客様の声を積極的に集め、サービス改善や新メニュー開発に活かします。例えば、アンケートやレビューを通じて改善点を見つけ出し、即座に対応します。
  • ローカルSEOの強化: Googleビジネスプロフィールを最適化し、近隣での検索結果に店舗が表示されやすくすることで、近隣の新規顧客を狙います。
  • パートナーシップの活用: 近隣の店舗や異業種とのコラボレーションを行い、お互いの顧客をシェアすることができます。たとえば、書店とのコラボでブックカフェを期間限定で運営するなど。

3. 面白い集客方法はありますか?

店舗の特徴を生かした独自の集客方法を考えることが重要です:

  • シークレットメニューの導入: 常連客だけが注文できる隠しメニューを作り、特別感を演出します。これにより、リピーターを増やすことができます。
  • 限定イベントやタイムセール: 定期的に特定の時間帯にだけ提供される特別メニューや割引サービスを行い、来店の動機を作ります。
  • カスタム体験: 来店者が自分で作れるメニュー(例えば、自分でブレンドするコーヒーや、トッピングを選べるデザート)を提供し、ユニークな体験を提供します。

4. 店舗集客方法の一覧は?

具体的な実践例として、以下の方法を検討してください:

  • リピーター特典の強化: ポイントカードの特典を拡充したり、VIPプログラムを導入します。
  • イベント開催: 季節や地域のイベントに合わせて、店内イベントを開催します。例えば、秋のハーベストフェスティバルやクリスマス期間の特別デコレーションなど。
  • オンライン予約システムの導入: 予約をスムーズに行えるオンラインシステムを導入し、予約時に割引や特典を提供することで、来店のハードルを下げます。
  • メールマーケティング: 定期的にニュースレターを送付し、特別なオファーや新メニュー情報を配信します。これにより、来店意欲を高めることができます。

これらの方法を活用すれば、既存の店舗運営をさらに発展させ、集客力を高めることができるかもしれません。当店も全てが出来ている訳ではないですが、頑張っていきます。

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